広汎性発達障害で障害基礎年金2級に認定され、約430万円を受給したケース【No.13】
相談者:男性(20代)/無職
傷病名:広汎性発達障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
5年遡及決定:初回振込額 約430万 有期認定2年
相談時の状況
元来おとなしい性格で学校の成績も良く進学校に進んだ方でしたが、進学後から自分の容姿に劣等感を抱くようになり徐々に対人関係に支障が出始め不登校となり、インターネットにのめり込む生活を送るようになった。その後、両親に連れられ近医の精神科を受診した。
受診後、高校も中退しフリースクール、夜間学校を経て大検合格するも体調は悪く、対人交流はほぼ皆無で、いつも死ぬことばかり考えていた。常にイライラして落ち着かず、衝動的に発狂して暴れたりすることもあった。大学進学後も状況は変わらず何とか卒業したものの、就職先で上司からの叱責を理由に数か月で退職後は、自殺願望が強くなりまた何事にも興味が持てない日々が続いた。
そして入院先で以前サポートさせて頂いた方から私のことを知られ、ご相談頂くこととなった。
依頼から請求までのサポート
入院先のお知り合いからの紹介ということもあり、初回面談時においても終始安心されたご様子だった。若い時から苦労されている方だったので、5年遡及を当初から視野に入れ説明を行った。
特に申立書には、本人のこれまでの病歴や症状を丁寧に聞き取り、きちんと反映された内容になるよう留意し、請求を行った。
結果
障害基礎年金2級の受給が5年遡及決定し、初回振込額約430万円、有期認定2年の受給が決定しました。
本人から決定のご連絡を頂いた際、とても喜んでいらっしゃる姿が目に見えるような感激ぶりであった。自分一人ではとても出来ないと思っていたので、しっかり結果を出して頂きありがとうございますと感謝され、私としても大変嬉しい結果となった。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也