頸椎症性脊髄症で障害厚生年金2級に認定され、約450万円を受給したケース【No.6】
相談者:男性 (50代)/無職
傷病名:頸椎症性脊髄症
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約450万 有期認定3年相談者:男性 (50代)/無職
相談時の状況
10年ほど前にリウマチのような症状を自覚し初診するも、半年ほど通院を
続けていたが症状は改善せず、その後は経済的事情により医療費の支払いが困
難だったため通院を中断していた。
1年程前から急激に体調が悪化し、相談時は入院している状況で、相談者の息子様
より相談を受けました。
依頼から請求までのサポート
初診から10年ほど経過しており、初診の医療機関が現病院へ経営委譲した際に、
カルテ等の整理をしていたので、初診証明が最大の懸念事項でした。
障害の状態としては該当する可能性が高かったので初診証明に注力した結果、病
院側からも親切な対応をして頂き、診断書に経営譲渡している旨および初診時
の状況を詳細に明記して頂き請求を行いました。
結果
障害厚生年金 2級の受給が決定し、次回の更新月までに450万円の受給が決定
しました。
このケースも、初診が10年ほど前なので、まず初診証明が出来るかが焦点となりま
した。制度に不慣れな一般の方々では、病院側とのやりとりの最中で大変と思わ
れ諦められるケースであったと考えられます。
初診が10年程前のケースでは、特に初診証明が最大の難関です。
幸いこのケースにおいては、お父さんのためにと相談者の息子様が懸命になって
ご協力してくださった事と、また病院側も事情をご理解頂いたうえで快く対応
してくださったことが受給に結び付いた最大の要因です。
当事者やご家族だけで問題を抱え込まず、ぜひ一日も早い専門家への相談が望
まれます。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也