自律神経失調症、甲状腺機能亢進症、うつ病が混在している病状で、障害基礎年 金 2 級を受給できたケース【No.97】

相談者:女性30代/専業主婦 傷病名:うつ病 決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級 年金決定額:支給月から更新月までの総支給額:約276万 有期認定:約2年

相談時の相談者様の状況

自律神経失調症と甲状腺機能亢進症にうつ症状が加わり、人と会いたくなく、家に引きこもっている状態でした。障害年金の事を知っても、人と会うことが嫌で、相談に行く事すら諦めていましたが、当事務所HPをご覧になり、「勇気を出して電話してみた」との事でした。 初回問い合わせ後、面談日程調整をお願いしている最中に病状が悪化、しばらく外出出来ない状態が続き、医師から障害者手帳取得を勧められました。手帳を取得し、状態が落ち着いた後、面談への運びとなりました。

相談から請求までのサポート

病歴、病状の確認を行いました。病歴ははっきりしており、病状としても受給の可能性を感じましたが、自律神経失調症、甲状腺機能亢進症、うつ病と3つの傷病が混在していた為、慎重に確認作業を行いました。 相談者様は、日常生活に支障をもたらしている最たる要因はうつ病によるものとの医師の見解を得ており、受給の可能性が高いと判断、障害基礎年金2級以上を目標に受任いたしました。人と会う事に抵抗があり、マスクや眼鏡を着用しての面談でしたが、頑張ってご来所頂きました。作成していただいた診断書内に、初診日に関して疑義が生じる記載がありましたので、相談者様に詳細を確認した上、診断書作成病院のSWと協議。診療録や前医からの紹介状を精査の上、事実確認後、疑義を払拭させる申立書を作成し、自信をもって請求へ進みました。

結果

請求手続きから約3ヵ月後、障害基礎年金2級の年金証書が届いたとご連絡をいただきました。「勇気を出して電話してみた時に、とても優しくお話を聞いてくれて、安心して事務所に行く事が出来ました。相談の時も、親身に話を聞いてくれてよかったです。必要な書類も細かく教えてくれて助かりました。本当にありがとうございます」と、こちらとしても大変励みになる有難いお言葉をいただきました。 私どもは医療従事者ではありませんが、知らない所に初めて電話する時の緊張感や、面談での緊張感などは分かります。 出来うる限り、その方その方に寄り添えるよう心掛けています。 たくさんの人がいる行政窓口に行くことに抵抗がある方や、静かな環境での手続きを望まれる方など、ぜひご相談ください。女性社労士も対応いたします。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也

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