左変形性股関節症における社会的治癒での請求、再発での受診日を初診日として認められたケース【No.93】
相談者: 女性 40 代 / 会社員
傷病名: 左変形性股関節症
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金 3 級
年金決定額:584,500 円
永久認定
相談時の相談者様の状況
先天性脱臼の為、高校時、骨切り術をした経緯があったが、それから約 30 年間症状は現れず、 約 30 年ぶりに股関節に激痛が生じたことから受診、人工股関節置換術を受けられた状況でし た。年金事務所にて相談時、「先天性の傷病の為、(制度的に)請求しても受給は難しいと思わ れる」と言われたが、インターネットで調べるうち、別の社労士事務所HPを見て、「専門家に頼ん だら受給出来るかもしれない」と思われたそうです。近郊で専門家を探すうち、当事務所 HP を見て下さり、お電話をいただきました。面談にご来訪いただきましたが、士業の事務所に来るのは 初めてで、不安や緊張でいっぱいのご様子で、硬い表情でした。
相談から請求までのサポート
約 30 年間、症状もなく、通院もしていない状況でしたので、社会的治癒を訴えて障害厚生年金 3 級を目標に請求する事をご提案。「費用がかかっても、その後の将来の事を考えると、年金が あるのと、ないのとでは大違い。それに専門家に頼んでも受給出来ないのだったら、諦めもつき ます」と、受任させていただく事になり、ご主人ご同席のもと、契約に至りました。 また依頼を決めて頂いた背景として、「電話相談後、弊所からの返事が早く、また的確で自信も 持たれてあり安心できそうだったから」とのお声も頂きました。 申立書作成は慎重に行う必要がありましたので、生後から幼少期、学生時代、社会人と、長期間の状況を細かく慎重にヒアリングを行いました。会うごとに笑顔が増え、和やかな雰囲気での面談を重ねて、請求へと進みました。
結果
請求から約半年後、障害厚生年金 3 級の証書が届いたと連絡をいただきました。ちょうど年明け の時期だった事もあり、「年明けのうれしい出来事でした。諦めなくてよかった。本当にありがとう ございます」とのお言葉をいただきました。 「最初は不安感があったが、電話での対応や、実際にお会いした際の雰囲気、そして適切なア ドバイスがあった事で、お会いするまで感じていた不安がなくなり、お願いすることに決めた。本当に良かった」とおっしゃられていました。私共も、なるべく緊張感や不安感を取り除けるよう、和 やかな雰囲気の事務所作りを心がけています。安心して、ご相談いただけたらと思います。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也