慢性腎不全で障害基礎年金2級に認定され、約230万円を受給したケース【No.10】
相談者:女性 (40代)/無職
傷病名:慢性腎不全(人工透析)
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約230万 有期認定3年
相談時の状況
平成22年頃、ご自身で年金事務所に相談に行かれたが、納付要件を満たさないと言われ障害年金の受給を諦めていた。
それからも何とかならないかと常に思い悩む日々で、ホームページをご覧になられ、ご夫婦から相談を受けました。
依頼から請求までのサポート
ご相談を受け記録の精査をし、現在は法改正により記録の訂正が可能と判断し、年金事務所で確認をしたところ訂正が認められ、その結果納付要件を満たすようになりました。
ご本人の聞き取りからも転医はないとの事から診断書を依頼し確認したところ、初診時所見に近医からの紹介との記載があり、近医へ受証を依頼するも平成15年頃が初診であったためカルテは廃棄されていました。
ただし、近医からの紹介の状況が診断書に記載されていたので、初診を補強する参考資料を検討していたところ、当時加入していた生命保険からの入院保険金の証書が見つかったので添付して請求を行いました。
結果
障害基礎年金 2級の受給が決定し、次回の更新月までに約230万円の受給が決定しました。相談者およびご主人からも大変感謝され、「堤先生の事は私が死ぬまで絶対忘れません」と涙ながらに言われたことが強く印象に残っています。
ほぼ諦めていらっしゃった障害年金の権利がこのように受給へと結びつくケースもありますので、ぜひ専門家へご相談頂きたいと思います。
他の腎疾患よる事例はこちらをご覧ください。
この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也