悪性黒色腫(右足底)と右下肢障害、計2通の診断書で3級を受給できたケース【No.91】
相談者: 男性 60 代 / 無職
傷病名: 悪性黒色腫(右足底)
決定した年金種類と等級: 障害厚生年金 3 級
年金決定額:支給月から更新月までの総支給額:約 347 万
有期認定:約 3 年
相談時の相談者様の状況
悪性黒色腫により免疫療法を継続しておられました。医療費の事をインターネットで調べていた 折、「がんで障害年金を受給できる」という事を知りましたが、年金事務所とのやり取りを負担に感じられ、「専門家に委任したい」と考えました。 インターネットで探す中、当事務所 HP をご覧になり、連絡をくださいました。ひとまず検討され、後日面談希望のご連絡をいただき、面談への運びとなりました。
相談から請求までのサポート
相談時も治療を要する状態で、体を休める必要がある為に就労も出来ず、リンパ浮腫の影響で 右下肢にも歩行障害が生じていました。病歴もはっきりしており、障害厚生年金 3 級以上を目標に受任いたしました。初診として 2 か所の皮膚科が考えられましたので、どちらが適切かの検討 を行い、医証を依頼。日常生活状況について細かくヒアリングを行い、申立書を作成。無事に請求へ進みました。当初はがん自体の診断書のみを提出しましたが、請求後、右下肢についての診断書の提出も促され、結果的に計 2 通提出しました。
結果
請求から約8ヵ月後、障害厚生年金 3 級の年金証書が届いたと連絡をいただきました。途中、右下肢の診断書作成も挟みましたので、決定までに時間を要す結果となりましたが、無事に受給 に繋がりました。がんの診断書のみでも 3 級相当だと判断しましたが、結果的に肢体の診断書も 追加したことで 3 級決定となったケースです。認定には、様々なケースがあります。 「初回面談時、先生もスタッフの方も親切にアドバイスをくださり、お願いする事に決めました。年 金受給も決まり、大変感謝しています。今後も何かありましたらご相談したいです」と、大変ありが たいお言葉を頂戴しました。 がんを患い、抗がん剤等による投薬治療などを継続してあり、日常生活や就労に支障が出てい る方は、障害年金受給の可能性があります。体がきつく、来訪が困難な方に関しては、依頼をお考えの方に限り、往訪にてのご相談もお受けいたしますので、お問い合わせください。
他の癌による事例はこちらをご覧ください。
この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也