中度精神遅滞により事後重症請求で障害基礎年金2級を受給できたケース【No.90】
相談者:女性(20代)/ 無職
傷病名:中度精神遅滞
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
年金決定額:支給月から更新月までの総支給額:約78万 有期認定:約1年
相談時の相談者様の状況
お母様からのご相談でした。
特別支援学校卒業後、障害者雇用で就労していましたが、仕事の理解度が低い事から精神的にも不安定となり、職場で問題行動を起こすようになった為、医師の勧めもあって退職。障害年金の受給を勧められました。
「年金事務所に行く時間も、年金の知識もない。専門家に頼みたい」と思い、当事務所HPをご覧になり、お電話をくださいました。
ご本人やご家族に相談後、依頼する事を決断、お母さまが代理となり来訪いただく運びとなりました。
相談から請求までのサポート
出生時からの様子や日常生活状況、学校生活状況、病歴などをまとめてくださっており、状況把握がスムーズに行えました。
病歴もはっきりし、症状としても受給出来ると感じられましたので、障害基礎年金2級を目標に受任いたしました。
知的障害について、生後からの日常生活状況、勉学面など学校生活状況、就労状況などを細かくヒアリング。また精神障害も伴っていましたので、それもふまえ、丁寧に申立書を作成し、無事に請求へ進みました。
結果
約3ヵ月後、障害基礎年金2級の年金証書が届いたと連絡をいただきました。
「親切丁寧に対応して頂き、本当にありがとうございました。色々なアドバイスをいただき、感謝しています」と、喜びの声を頂戴しました。「私が死んだあとの事を考え、年金は全額貯金して、この子の将来への蓄えとします。」とのお母さまの言葉を聞き、改めて、障害年金の有難さを感じさせられました。
「年金事務所や市役所に行く都合がつきにくい。外出時間の制約がある」などの理由から、相談に行くのに足が重いという方は少なくないと思います。当事務所では予約時間に相談でき、日時もご都合に合わせられ、臨機応変に対応いたします。ぜひご相談ください。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也