うつ病により認定日請求で障害厚生年金2級を受給できたケース【No.88】
相談者:男性(30代)/無職
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害厚生年金2級
初回年金振込額:約343万 有期認定1年
相談時の相談者様の状況
職場環境(対人関係)で大きなストレスを感じ、うつ病を発症。休職、退職を経て、別のところで就労を試みるも、なかなか落ち着く事が出来ず、短期間での入退職を繰り返してきた経緯があり、当時は休職中でした。
医師の勧めにより、障害年金を請求しようと決断、「手続き関係はその道のプロに任せたい」と思い、インターネットで情報を探していたところ、当事務所HPをご覧になり、メールにてご相談をくださり、面談への運びとなりました。
相談から請求までのサポート
病歴や病状の確認を行いました。
うつ病発症の経緯や就労歴をまとめてあり、情報を得やすく大変助かりました。病歴がはっきりしており、病状としても十分に受給の可能性があると感じましたので、障害厚生年金2級以上を目標に受任させていただきました。
日常生活状況等を細かくヒアリングし、診断書作成依頼を行いました。病歴が長く、就労も多数箇所ありましたので聞き取りに時間を要しましたが、遠方からの来訪でしたので来訪回数をなるべく少なく済むように心がけました。
病院からの診断書も順調に出来上がり、自信をもって請求に進みました。
結果
約2ヵ月後、障害厚生年金2級の年金証書が届いたと連絡をいただきました。
とても喜んであり、「やっぱりプロに頼んでよかった。申立書など、自分では到底書けなかった」と感謝の気持ちをいただきました。
外に出て会社勤めをする事は無理だが、年金受給が叶った事で、無理して外で働かず、在宅で出来るような仕事で、少しずつ収入を得られれば、、、とおっしゃっており、自分を悲観していた相談者様が少しでも安心感のようなものを得られたかなと感じ嬉しく思いました。
病歴が長く、通院している期間としていない期間が混在したり、また就労先も多岐に渡っている場合、「病歴・就労状況等申立書」の作成は大変に困難な作業となります。
加えて、自分の苦しかった過去を文章で表現する作業においては、主観や感情が入り、審査機関に上手く伝わらない文章となってしまうかもしれません。
いかに申し立てるかは、とても重要です。ご不安のある方は、専門家にご相談ください。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也