うつ病により、5年遡及で障害基礎年金2級を受給できたケース【No.46】
相談者:女性 (40代)/無職
傷病名:うつ病
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約545万(子加算2人有り) 有期認定3年
相談時の状況
相談者は自分の病識に疎く、自分の状態で年金を受給するなんて無理と思い込んでいたとの事で、周囲からの声掛けがあったことで具体的に障害年金を考えるようになったようです。
インターネットで当事務所のHPをご覧になり、半ばダメもとで相談するだけ相談しようと思われ、面談をさせて頂くことになりました。
依頼から請求までのサポート
面談時は知人と同行され、まずは穏やかにこれまでの病歴や経過を聞いていきました。そのうちに心を開かれたのか、これまでの辛く苦しい誰にも話せなかった胸の内を少しずつ話され、終了時には涙を流され、可能性があればぜひお願いしたいと言われ、受任することとなりました。
一見本当に普通のように見える方ですが、うつ病の症状は相当に重く、なかなか自分の思いを上手に表現できない方だったので、主治医に事細やかに病状を示したレポートを作成し診断書を取得しました。
診断書の内容もそれに比例するが如く重い内容で出来上がり、安心して請求を行いました。
結果
審査の途中で年金機構から主治医へ医師照会が入った模様ですが、2か月ほどで無事に5年遡及での障害基礎年金2級の支給が決まりました。
相談者も決まってすぐは、喜ぶより正直驚かれたのが大きかったようで、「本当にこんな大金をもらって良いのでしょうか」と答えられるほど本当に真面目な方で、これまでの大変な苦労や心痛が少しでも和らいでくれたらと心から願った次第です。
まだ幼いお子様を抱えておられるので、少しずつでも回復に向かわれたらと思います。
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この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也