双極性感情障害により、再請求(事後重症)で障害基礎年金2級を受給できたケース【No.49】
相談者:女性 (40代)/無職
傷病名:双極性感情障害
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約300万 有期認定3年
相談時の状況
相談を受ける約2年前にご自分で請求しましたが不支給となり、その後、審査請求、再審査請求をご自分で行いましたが結果は棄却。
その結果に愕然となり症状も悪化され、ご主人がどうしても諦められずに何とかならないかと調べていたところ、インターネットで当事務所のHPをご覧になり、どうしても受給が出来るようご相談に伺いたいという強い意向で面談をさせて頂く事となりました。
依頼から請求までのサポート
初回面談は夫婦同行で行いましたが、やはりその状態はお聞きしていた内容と同じで、この状態で年金が受給できないのはおかしいとすぐに思いました。
また相談者はあまり話も出来ないほど憔悴しておられたので、次回以降は夫と請求準備を進めることにしました。
前回の請求書類や審査請求および再審査請求の決定書を拝見したところ、診断書の内容が実態に合わないのではないかという疑念とともに、やはり病歴・就労状況等申立書の内容に問題があることに気付きました。
症状も前回より悪化しているのは間違いなく、丁寧に現在の病状を記したレポートを作成し主治医に診断書を依頼したところ、前回の診断書よりも重い状態で作成頂く事が出来ました。
結果
請求から1カ月半ほどで無事に年金証書が届いたとの報告を受けることが出来ました。
それと同時にあまりにもスムーズにいったので、前回のあの苦労は何だったのか、こんなことなら最初から専門家に依頼するべきだったとの声も併せて頂きました。
過去に不支給となって諦めておられる方もまだまだ大勢いらっしゃると思います。
是非専門家へお早目のご相談をされることを切に願います。
他の双極性感情障害(躁うつ病)の事例はこちらをご覧ください。
この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也