発病は65歳を超えてからです。障害年金を受給できますか?(胃がん ステージⅣ)
Q ご相談
父の件でご相談です。
初診2015年2月末確定診断3月上旬、胃がんステージⅣ手術適応外との診断でした。
しかし、2015年6月腫瘍からの出血が止まらず、緊急で、胃全摘手術を受けました。
現在、リンパ節転移右副腎への転移の拡大を抑えるため、抗がん剤治療を2~3週間おきに行っています。
父は自営業で、母は週2回のパートのみ、生計のすべてを父が担っています。
体重は20Kg以上減ってしまい、フラフラになりながら仕事に行こうとしています。
実際、一人ではいけないので身内を横に同伴して、なんとか仕事を行っています。
仕事を辞めてもらいたいのですが、生活費や治療費のこともあり、無理してでも働きに行っているので心配です。
65歳を超えています。年金支給も受けていますが、とても生活と療養費を維持できるものではありません
私(次女)もできるだけの援助はしていますが、現状はいっぱい、いっぱいです。
私が看護師をしていて、前の勤務先の院長と父の主治医がお知り合いだったので、とてもよくしてくださいます。
障害年金のことを目にしたので無理かもしれませんが、何か手がないかとメールをさせていただきました。
よろしくお願いいたします。
A 答え
お問合せ頂きありがとうございます。
福岡・久留米障害年金相談センターの堤です。
早速ですが、ご相談の回答です。
お父様の件、大変なご様子お察し申し上げます。
まず障害年金は原則65歳になるまでに初診が必要となります。よって、ご相談の内容からは初診日が65歳後になりますので、障害年金の請求はできないこととなります。
もし万が一、65歳前の初診があったとして、その初診日から1年半経過時点において障害状態が該当すれば可能性は残りますが…
今回のご相談内容では厳しい感が否めません。
このような回答で申し訳ございません。
宜しくお願い致します。
福岡・久留米障害年金相談センター 堤
この記事の最終更新日 2016年5月1日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也