年金未払いが多いのですが、障害年金は受給できますか?(脊髄内髄内腫瘍摘出-血管芽腫)
Q ご相談
1999年に胃癌にて3/4摘出。
2002年に脊髄内腫瘍にて緊急手術。
その後、難治性疼痛にて通常の仕事は一切できていません。
現在も痛み止めのために、麻薬系の「ワンヂュロパッチ(限界量)-フェンタニルクエン酸で、モルヒネでも効かない痛みにのみ使用する痛み止め」と漢方薬4種類を服用中。
2014年には、最新の痛み止めである、脊髄電気刺激療法(SCS:Spinal Cord Stimulation)の手術を行いました。
24時間、疼痛の中で過ごしていますので、年金も未払いが多いです。
納付状況は最新の督促状に、平成24年度-(未納3ヶ月)/平成25年度-(未納9ヶ月)/平成26年度-(未納8ヶ月)となっています。
A 答え
お問い合せ頂きありがとうございます。
福岡・久留米障害年金相談センターの堤です。
メール内容から、ご相談者様の大変なご様子が察せられます。
障害年金を検討する際に、まず重要なのが初診日の特定です。悪性新生物の際は、胃癌と脊髄内腫瘍が転移性であるか否かで初診日が変わってきます。
主治医に、まずこの点について確認が必要です。
その後、初診日を特定し、障害年金が請求できるかどうかの判断に必要なのが、納付要件です。
1999年、胃癌治療を始めるにあたっての最初に病院にかかられた日より前の年金の納付状況が重要となってきます。ですから、まずは胃癌と脊髄内腫瘍が転移性であるかどうかの確認をされてみてはいかがでしょうか?
確認の結果をまたご連絡ください。
お待ちしております。
追伸 お体をお大事にされてくださいね。
福岡・久留米障害年金相談センター 堤
この記事の最終更新日 2016年5月1日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也