右被殻出血により認定日請求(6か月経過時)で障害基礎年金1級を受給できたケース【No.72】

相談者:男性(40代) / 無職

傷病名:右被殻出血

決定した年金種類と等級:障害基礎年金1級

年金受給額:約142万 有期認定1年

相談時の状況

現在、同じ傷病で請け負っているお客様からのご紹介でした。

相談者様は、勤務先で左半身に違和感を覚え、さらに呂律が回らなくなった事から、救急搬送され、脳出血と診断されました。手術、リハビリを経ても左半身の麻痺が残り、初診から半年後、医師から症状固定の診断が下りました。

就労も出来ない状態であり、将来を案じた奥様が、知人に相談。当事務所を紹介され、お電話をくださいました。

依頼から請求までのサポート

発症、診断、治療内容、リハビリ内容等の事実確認。医師による症状固定の診断は出ていますが、リハビリを続けている事が、どう判断されるかが今回の争点であり、リハビリの内容や日程等、詳しくお聞きして確認しました。

回復目的ではなく現状維持目的のリハビリだと確認し、症状固定による認定日請求で障害基礎年金2級を目標に請求手続きに進みました。

日常生活状況を詳しくヒアリングし、診断書作成をする際の注意点などを細かく説明し、診断書の作成を依頼しました。

結果

請求してから約1か月後に、障害基礎年金1級での支給決定通知がきたとの連絡が奥様より入りました。

初診日から半年後に医師による症状固定の診断は出ているものの、認定日として認められないかもしれないという懸念があり、不服申立まで想定していましたが、医師の診断というものは重いものなのだと改めて感じた次第です。また、申立書におきましても、このリハビリが回復目的ではなく、現状維持目的のものである事を強く訴えさせていただきました。

ご相談に来られた奥様は、自身の親や親戚の看護・介護をし、お子様も入院するような持病をお持ちで、ご自身にも持病があり、そこにさらに夫の障害が発生し、一人で背負い込み苦しんでいる状態でした。相談に来られた際、受給出来る可能性は十分あります、とお伝えすると、思わず涙をこぼされた様子は、忘れられません。何とか助けたい、と強く思いました。

請求者様におかれては、これからも大変な日々が続きますが、今回の決定は、お二人にとって明るい材料となり、重たい気持ちが少しでも軽くなるような手助けが出来たと思っています。 

 

他の脳疾患による事例はこちらをご覧ください。

 


この記事の最終更新日 2022年12月2日 執筆者: 社会保険労務士 堤信也

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